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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

都議選も大事だろうが、五年先の話など鬼が笑うどころか、誰も信用しませんよ

「今、海道一の親分てェと誰でしょうね。」「ないね。ヘェ。ありません。東海道には親分の数は多いんだが、皆、同なじぐらいに肩を並べて、グウと頭抜(ずぬ)けたのはないが、五年経つと海道一の親分が出来ますよ。」

「ハア、誰です。」

「この船が伏見に着く、少ォし下(しも)にくだる。草津の追分に見受山の鎌太郎。歳は二十八だが、筆が立って、算盤に高い。ヤクザに強いが、堅気に弱い、真の侠客、この見受山の鎌太郎、五年経ったら海道一の親分でがしょうな。」

「成ァる程な、話には聞いているが、お目に掛かったことはねェ。見受山の鎌太郎てえのは、何処行っても評判がイイ。
帰りがけ通らりゃならねェ草津の追分か。一宿一飯でお世話になって、秤じゃねェが向うの貫録をチョイっと測ってみようかな。」

独り言を言っている石松の脇で、イイ気持ちに寝ていた男が、ガバッと起き上がって、「オ、オ、オ、エ~チキショウ、煩(う)るせいなァ、ガーガー騒ぎやがって寝らんねェや。しょうがねェから、話相手になろうと思ったら、弁慶と野見宿禰が相撲取ったって言いやがる、馬鹿々々しいから黙っていたんだ。

オー、オー、オー、有り難ていな、ヤクザ者の話になったな。

江戸っ子だ、神田っ子だ、ふざけやがって。

あの荷物のところに寄っかかっている人、オゥ、今、お前さん何とか言ったね。

オゥ、五年経ったら海道一の親分が出来る?

笑わせやがらあ、来年の話をすると鬼が笑うってんだい。

五年先の話をしたら、鬼は何て言って笑うんだ。

今、笑いように困っているじゃねェか、鬼がョ。

だからサァ、今の話をしてくれ、

海道一の親分は、今立派にあるじゃねェか。」

「それを知らなかった、海道一の親分は、いったい誰でございましょう。」

「駿河の国は安倍郡(あべごおり)、清水湊有渡(うど)町に住む、本名、山本長五郎、通称、清水次郎長これが海道一の親分ョ。」 (石松三十石船より)

築地の売却代金4000億円があっての、豊洲6000億円での建設、築地と豊洲の両方で、やれるわけがありません。来年の話をすると鬼が笑うのに、五年先の話、とても信じられませんね。選挙目的の発言だとしか思えませんね。都民が、それに騙されればいいのでしょうが、さてさて、どうなりますか。都民ファーストが勝てればいいのですが。

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