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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

弱い人間が次々と凶悪事件を起す日本の社会、犯罪を防ぐことも難しくなっている

幼い女の子に危害を与える者は自分に自信が無く、精神的にも体力的にも弱い人間である。そこには小さな子供は、何をしても安心であり安全であるとの思いがあるからである。しかも、凶悪事件を起こしているのが、どこにでも居る普通の人となると、とてもじゃないが犯罪など防げるものではない。何故なら、そんな人は、最初から警察対象者ではないからである。

学校外で防ぐとなると精々、高齢者の方のボランティアによる子供見回り隊位で、これも失礼だが、気休め程度の話なのです。忙しい毎日の警察業務もそうだが、人権意識が強い中、事件が起きてからでないと警察も本格的に動けるものではない。

とかく、何があっても、かかわりたくない難しい社会、情けない話だか、見て見ぬふりをする人がほとんどである。
昔、電車の中で煙草を吸っている人が居たので、乗客が車掌に、それを注意するよう依頼すると、車掌は、その人のところへ注意するために向かった。すると、その人は車掌に「何だよ。」と凄んだのです。車掌は、その時、驚いたことに、「すいません、火を貸して下さい。」自分も煙草を出したのです。

とんだ笑い話なのですが、今の世の中は、誰もが自分に自信が無く、全て、こんなものなのです。

おそらく、警察官であっても私服で電車に乗っている場合は、些細なことは、とかく面倒なので、見て見ぬふりをしているのではないでしょうか。

私の次兄は、昭和28年に警視庁警察官になりましたが、当時は米軍の払い下げの45口径の拳銃でした。そして、制服で拳銃を付けて、自宅から警察署まで電車で通勤していました。家族寮である自宅だったのですが、自宅に拳銃金庫があろうはずもなく、弾の入った拳銃は、そのまま押入れの布団の上に置いてありました。

兄は、非番の日は、部屋で一人で寝てしまうわけで、警察官であった父も、兄の拳銃の管理が心配となり、早く結婚させようとしていたそうです。

今と違って、悪く言うと、おせっかいな人が多かった時代、社会全体で見回りが行われていたのではないでしょうか。

一般人に、治安を頼むのが難しい時代、昔の様に、警察官に制服のまま通勤させる、そんな方法が取れればと思うのですが、現場のお巡りさんが、今度は、逆に、「勘弁してくれ。」と、言われるかも知れませんね。

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