menu

警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

体育系組織の学生社会には、まだ、花の応援団の世界が残っている様ですね

本当に「花の応援団」の漫画は面白かったですね。南河内大学のモデルが、どこの大学なのかはわかりませんが、大学の応援団なるものは、昔は、全学生組織を代表するもので、それは、応援団長や副団長は花形でした。「押忍」の精神とは、わかりやすい話が、先輩、上司の指示、命令は絶対的なもので、たとえカラスは黒くても「白いだろう。」と、先輩、上司に言われれば、「白いです。」と答えなければならない、そんな世界なのです。

大学一年生は砂利で、二年生は奴隷、三年生は天皇で、四年生になると神様となるのです。神様から言われたら、どんな理不尽なことであっても従わなければならないもの、そんな縦社会が集約さたものが「押忍」だったと思いますね。

ましてや、先輩以上の立場の方から言われれば、とてもじゃないが、絶対服従もいいところで、違法タックルどころの話ではないはずです。

花の応援団で、団員の先輩が後輩にタバコを買って来いというシーンがあって、そこで後輩が、先輩に「お金は」と尋ねると、その先輩は、紙切れに千円と書いて、その後輩に渡すのです。

後輩は、その千円と書かれた紙切れを持ってタバコを買って来るのですが、その先輩は、タバコを受け取るどころか、後輩に対して「お釣りは」と、聞くのです。これには、応援団の世界が、よく描かれていて、思わず大声で笑ってしまいましたね。

日大も硬派の多い大学ですが、それでも硬派にも人徳は必要なはずです。本物の硬派の先輩や上司は、たとえ後輩や部下が起した不祥事であっても、後輩や部下を守ろうとするもの、それが男の中の男なのですが、今回のタックル問題では、そんなカッコいい映像は見られませんね。

「押忍」の精神、それは、上に立つ者に、「責任と情愛」があってこそ、その存在意義があるものであり、それが無い「花の応援団」の世界となっては、「日大節」を重んじる、日大の多くの先輩は、皆、泣いておられるはずです。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー