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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

山口組の分裂抗争は激しくなるばかり

今のところトラックの突入や、路上での殴り合いが、ほとんどであるが、こんなもので決着がつくほど暴力団抗争は甘いものではない。どんな世界でもライバルは存在するもので、権力の座は誰もが、常に虎視眈々と狙っているものである。それが山口組トップの座なのであろう。山口組三代目、田岡組長の時代、山口組トップの価値は、一千億円と言われたものだが、今は、もっと価値は高いのかも知れない。山口組も二次団体のそれぞれの組織が鎬を削り、トップを出してきたものであるが、弘道会が圧倒的となったために、山健組等が、それに不満を持ち分裂となったのである。七代目は山健組にしておけば、こんな分裂も起きなかったはずである。二大勢力のバランスが独走を防ぎ、組員の不満も解消できると思うのに、弘道会による権力の独占が、分裂抗争の引き金になったと思われる。渡辺五代目と宅見若頭の確執、宅見若頭は利権で弘道会に力を与え、宅見若頭暗殺を巡って、渡辺五代目が引退に追い込まれた。これで山健組は、山口組内での主導権を奪われることになったのである。しかし、分裂に際して、一和会の様な名称を選択せず、神戸山口組と名乗ったのが良かった。その結果、弘道会に不満を持つ、山口組二次団体が、そこそこ集まり、その数は6千人を超えた。こうなると、山口組は神戸山口組を簡単に潰すことは難しい。しかし、いつまでもトラックの突入や路上の殴り合いでは、どうにもならないはず。やはり組織の看板である大幹部を次々に狙うしかないはずである。山一抗争でも、五人一組位で、約百組のヒットマンを地下に潜行させたと言われている。おそらく双方とも、組織とは無関係との理由を選び、同じ手法を取ると思われる。ですから、銃弾が飛び交うのは、これからなのである。サラリーマンも通勤で防弾チョッキが必要になったりして、警察も警察で、テロ問題とは別に大変さが増えるので、ご苦労の限りだと思います。最近は、裏街道を収める人も居なくなってしまいましたね。私にと言われても、ちょっと力不足で、どうにもなりませんね。しかし、何とかしなければならないことは事実なのです。

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