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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

オウム事件は、未だその真相は明らかにされてはおらず、その闇の中で七人は死んだ

オウム事件は、サリンなどの散布での殺人、つまりは犯罪である。犯罪なるものは、各種の欲望から生まれる、窃盗、強盗、詐欺、横領、背任、強姦、あるいは、恨み辛みから生じる、殺人、傷害、暴行等で、犯罪には、必ず動機なるものが存在するものである。

しかし、このオウム事件に関しては、さっぱり動機が見えてこない。ハルマゲドン、地球最終戦争と言われても、そんなものが犯罪の動機であろうはずがない。麻原教祖は昔はニセ薬売りで、九州の暴力団組長のマッサージ師もしていたとか、そんな、お方が多くの人々から尊敬され、事件の首魁とは、どう考えても理解に苦しむところである。

小さな教団であったオウム真理教が急に信者が増えたのは、元赤軍の早川氏がT協会から20人を連れて来てからのこと。ここから一気に信者が千人近くになった。どんな組織でも力の背景となるものは金である。私が一番わからないのは村井氏刺殺事件である。村井氏は何で殺されなければならなかったのか。

以前、マスコミによるオウムの資産についての質問に、正直な村井氏は、一千億円と答えた。これには私も驚いた。まさか、地方での土地ころがしと、純度の悪い覚せい剤で、一千億円の金が作れるとは、とても思えなかったからである。そうなると、この発言が命取りとなってしまったのであろうか。いや、むしろ、金は、どこからか流れてきていたと考えた方が自然なのではなかろうか。

早川氏が頻繁に海外に行き、機関銃やら戦闘機やらミサイルや潜水艦まで購入しようとしていた動きは、どう考えても宗教活動ではなく、内乱の準備であった様に思える。そして、おまけにサリン、このサリンも海外から持ち込んだものだと思う。

しかも、このオウム真理教が国内で宗教団体として認可され、よりによって山梨県で水道、電気が通る施設の建築許可まで与えているのですから、この二つのことに、力を発揮した政治的実力者の存在があったはずである。

たとえ悪事であっても、とかく金があるところには人は群がるもの、サリンを撒いた実行犯が、オウムの死刑囚であっても、もし、オウムと言う宗教団体に金を与えて、日本国内で内乱を起させようとした人達が居たとすると、その人達こそ、オウム事件の真犯人なのではなかろうか。

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