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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

大臣もアウトかな、税理報酬100万円、でも成功しなければ、そりゃトラブルでしょう

政治家に物事を依頼しに来る人は、政治家の力で何とかしてもらいとの、どちらかと言えば裏の話が多いものなのです。しかし、昔と違って今の時代は、世間の目も厳しく、お役人も保身のために何かと警戒していますので、裏の話は、とかく嫌がるものなのです。余程の権力でも働かない限り、事務担当者だって怖くて書類の改ざんを含めて危ないことなど、やれるわけがありません。総理大臣、総理夫人を巡る森友、加計問題だって、財務省幹部の辞任だけでは終わらず、財務省職員の自殺者まで出る、これだけの大騒ぎ、もはや、トカゲの尻尾切りだけでは済まなくなっているのです。

以前は、政治資金規正法などありませんから、政治家は、失礼だか男芸者みたいなもので、ファンや後援者から金は貰い放題だったのですから、美味しい職業だったのかも知れません。しかし、今は、真面目にやっているだけでは、政治家は儲かる仕事ではありませんね。何でもそうですが、儲けるには危ないことが、とかく必要になるものなのです。覚せい剤だって、地面師だって、危ない仕事だからこそ億の金を稼ぐことができるのです。

世の中には、白の世界と黒の世界があるのですが、政治家の世界は、どちらかと言えば、その間のグレーの世界、グレーの世界ですから、白の世界の人達ばかりでなく、黒の世界の人達とも接点を持つことが多くなるものなのです。黒の世界の人達は、危ない仕事もしていますから、金を持っている人が多いのです。白の世界の人達に裏金を要求するのは無理な話、ですから、白の世界の人達には票だけ、お願いをすることになるのです。

選挙ばかりでなく、政治活動には、とかく金がかかるものなのです。毎日ある数多くの会合にも、一万円の会費が必要であり、葬儀だって、他の政治家が一万円なのに、五千円では笑われます。政治家同士の、付き合いのパーティーだって、半端な金額では済みません。その他、国政報告会や後援者に対する観劇会や旅行会、はたして個人が全額出してくれるものなのかどうか、それも怪しいものです。表向きは事務所経費や人件費に金がかかると言われていますが、それ以上に、裏金が次から次へと出て行くのです。

田中総理が、政治は数、数は力、力は金と言われた様に、政治の世界は今でも金の世界なのです。ですから、政治家は、常に金を求めて、右往左往しています。しかしながら、自由に出来る金を持っているのは、とかく黒の世界に生きておられる皆様なのです。何かと胡散臭い皆様は、グレーの世界に生きる政治家を頼りにしたいものなのです。

しかし、田中総理が、「200万円、そんなものは菓子折りみたいなもの」と言って、通用したのは昔の話で、今は、10万円の裏金を貰っても世の中は許してくれないと思います。

国民の貧困化も進み、とかく税金で生きている人達に厳しい視線が送られる時代、秘書や取り巻きの責任だけで済めばいいが、税理報酬の名目だけでは、この100万円の説明は難しいのかも知れません。もしかしたら、またしても大臣はタッチアウトになるかも知れませんね。

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