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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

消費税ポイント詐欺、これは防ぎようがないな、消費税は9%で国民が許してくれるかどうか

政府は、消費税増税対策としてキャッシュレスで決済した場合にポイントで還元することを検討しています。ところが、ポイントを不正に際限なく取得できることが発覚し、問題になっていることが分かりました。

 政府は来年10月の消費税引き上げに伴い、中小の小売店でキャッシュレス決済した場合、5%分のポイントを国の予算から還元する方針です。政府関係者によりますと、複数の事業者が商品の転売を意図的に繰り返すと際限なく5%分を入手できることが発覚し、問題となっています。例えば、AさんがBさんに100万円の商品を売ると、商品を買ったBさんは5万円分のポイントを入手します。今度はBさんがCさんに転売すると、Cさんにも5万円分。さらに、CさんがAさんに売って、Aさんにも5万円分。これを繰り返すと…。この問題について、財務省が経済産業省に対策を検討するよう要請したということです。
 麻生財務大臣:「(Q.対応策を何か財務省としても?)経産省でやってもらうということだ」
 世耕経済産業大臣:「国と決済事業者が連携していくことが重要」(日本テレビ)

そもそも、消費税の金を還元する位なら、最初から消費税など上げるなと言いたい。税金は一方的に徴収するものだから税金なのであり、商店の還元セールの様なことを政府がやってどうします。国民は困惑するし、政府が馬鹿にされるだけである。

決済事業主だって、転売の詳細まで確認できるはずもなく、犯罪として罰則を設けても、日本全国の事業主等の把握や取り締まりなど出来るわけがないのである。たとえ、僅かばかりの事業主をポイント詐欺で血祭りにあげても、この不況の中、振り込め詐欺を筆頭に、姿の見えない詐欺犯罪で生きている輩は、星の数程、巷に蠢いているのである。

この消費税のポイント導入には、詐欺犯罪者は大いに喜んでいるはずである。何しろ100万円で5万円、一千万円で50万円、一億円で5百万円、十億円で5千万円、それぞれに、ただ金を動かすだけで、その金額が、何の苦労もなく懐に入るのである。

真面目に税金を払っている多くの国民が怒り出すのが目に見える、消費税増税の逆風から、何とか政権を守ろうとする安倍政権の苦肉の策のポイント導入であろうが、どうやら逆に命取りになると思われる。

電波障害もそうだが、わけのわからない多くのカードを使っての経済活動は、やはり詐欺師にとっては、姿を見せずに暴利を得られる極楽の社会、便利なことは結構だが、便利の先には恐ろしいことがあることに多くの真面目な人が無知だったのも事実である。

他国と違って、偽札の使用が難しい日本、いつもニコニコ現金払いが、誰にとっても安心なはずである。消費税を還元するとの馬鹿な発想をそれでも続けたいと言うなら、それを還元したことにして、消費税9%で国民に泣きついて許してもらうしか、もはや方法は無いと思います。

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