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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

ゴーン氏は全て否認でしょう、でも、やっていたことが男らしくありませんでしたね

背任、詐欺、横領、とかく金を巡る犯罪は、誰が犯人で、誰が被害者なのか、法の解釈次第では犯罪者を特定するのは中々難しいもの、ゴーン氏が、「はい、その通りです、私が全て悪いのです」と、言うはずも無く、最終的には裁判官の判断になるのであろうが、勝負はやはり動かぬ証拠の存在であろう。それと、司法取引があったのですから、どちらかと言うと、これは国策捜査の雰囲気も否めないところ、それならそれで、日本とフランスで、がっぷりと四つに組んで国策捜査の戦いを展開すればいいと思う。

日本側としては、保釈したら負けになると思われる。籠池さんだって、田母神さんだって、長いこと保釈されませんでしたね。裁判所と検察とでは、どちらかと言うと、検察の意見の方が強く、勾留延長請求を裁判所が否定した話は、聞いたことがありませんでしたね。それと日本の司法手続きを他の国の人が、どう論評しようと勝手ですが、日本の裁判官や検察官が、そんなものを気にする必要もありませんね。

一般の日本国民が日産について知っているのは、法的な問題はともかく、日本人の社長では大量解雇など出来るわけがありませんでしたから、日産社員と関わり合いのない、ビジネス本位のゴーン氏に、21,000人も解雇してもらい、それで日産は立ち直ることができた。それがゴーン氏の功績、そんな程度だと思います。

それで、ゴーン氏が、その後、常識的な給与で、日産のために真摯に働いている姿が続いていれば、誰からも尊敬のまなざしを浴び続けたのでしょうが、日本人の感覚からすると、桁外れの報酬で、それも公私混同で、やりたい放題となると、刑罰法令以前に、そんな社長があるかと、真面目な国民が怒るのも当然なのです。

多くの社員が解雇で路頭に迷ったわけですから、多くの社員から恨みを買ってしまったはずです。そう云えば、ゴーン氏は、いつも数多くのボディーガードに囲まれていたのを覚えています。

司法取引までしたのですから、検察としては何が何でも有罪としなければ、地検特捜部そのものが解散に追い込まれます。やりましたとの供述が得られるまで、身柄を拘束していたいのでしょうが、ゴーン氏も、したたかですから、否認を押し通すはずです。

しかし、検察としても否認は想定内、多くの状況証拠だけでも、日本国民はゴーン氏の全てに呆れています。

贅沢三昧は、自分一人でやっても、少しも偉くありません。愛人を持つのも男としての器量なのでしょうが、自分一人だけ愛人を持ってどうします。どうせ愛人を持つのなら、日産の社員全員に、男でも女でも自由に愛人が持てるような、給料を出してこそ、本当の社長なのです。
こそこそと汚いことをすれば、誰にでも嫌われてしまいます。

たとえ悪事であっても、正々堂々と万民のための悪事を行えば、それは悪事とはならず、多くの人々が逆に、拍手喝采を送ってくれるものなのです。

もし、ゴーン氏が、大量解雇をしても、年収200万円で日産の社長を務めていたら、今頃は、日本の総理になっていたと思います。

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