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警察OB・元政治家秘書の社会評論家│渋井治雄が時事問題を語る

まぐろ一匹、3億3,360万円とは、初夢にしても、そんなに価値のあるものではありませんね

落札額の行方 3億3360万円はどう配分されるのか? 関係者によると落札額のうち、青森県漁連に1・5%(約500万円)、大間漁協には4%(約1334万円)、豊洲市場で競りが始まるまでマグロを預かる荷受業者に5・5%(約1834万円)が支払われ、残金を釣り上げた漁師が受け取る。ただ所得税などの税金約4割を納付することになるため、実際に入金されるのは約1億7800万円になりそうだ。(日刊スポーツ)

大間のまぐろとおっしゃいますが、まぐろが、たまたま大間の海域に居たというだけで、魚は世界中の海を泳いでいるのですから、陸地である、新潟、魚沼のコシヒカリとは意味が違いますね。消費者の心理として、大間だとか魚沼だとか言われると、名前に高級感があるので、高くて当然との思いにもなるが、正直、そんなに他のまぐろや米と違うものでは無いと思いますね。

その昔、年の離れた従兄のオジさんが、女性のミンクのコートを外国から仕入れて、それを販売する商いをしていたのですが、最初は一着20万円で売ろうとしたら全然売れなかったそうです。勿論、20万円でも、仕入れ値が10万円でしたから、十分に採算は取れたのですが、信じられないことに一着も売れなかったそうです。

そのうち、同じような商いをしている詐欺師が居て、「一体どこに目をつけて商売しているんだ、商売で本当に儲けようと思うなら、売る相手を貧乏人にするか、大金持ちにするか、しっかりと区別しなければダメだよ」と、その詐欺師にお叱りを受けてしまったそうです。貧乏人相手なら薄利多売に徹するしか方法は無いのですが、20万円程度のミンクのコートは、貧乏人では無いにしても、年収数百万円の家庭では、無理して買えるものではありません。そうなると、大金持ち相手となるのでしょうが、逆に大金持ちは20万円の値段で興味を示すわけがないのです。そうしたら、その詐欺師は、「百万円の値段をつけて売ってみろ、必ず売れるから」と、教えてくれたそうです。

まさかと思いながらも、嘘でもいいからやってみようと思い、百万円の値段でセールスに動いたら飛ぶように売れたそうです。何と、儲けが一着90万円にもなったのですから、笑いが止まらなくなったそうです。当然ですね。

そう言えば、以前、東京のゴミ捨て場であった夢の島を警備していた際、ブランドの洋服が大量に切り裂かれて捨てられていました。新作品が出れば、年度の古いものは売れなくなるもの、だからと言って値段を下げてはブランドの価値が無くなる、だから大量に捨てた、そんなところなのでしょう。品物の真実は、値段があって値段が無いようなもの、要は、値段は消費者の心理を捉えて決めている。贅沢を言わなければ、100円ショップの品物だけで十分に生活できますよ。

百万円の価格、これも、人間のミエである弱みに付け込んだ、一種の心理詐欺を利用した、合法的な詐欺商売が成功した典型なのではないでしょうか。

このまぐろの話も、広告宣伝費だと思えば、3億円を超えても、少しも高くないとの思いなのでしょうが、一番に驚いているのは、まぐろを捕った漁師さんではなく、捕られてしまった、マグロご本人なのではないでしょうか。

俺が、3億3,360万円なんて、そんな冗談は止めてくれ、世の中には、俺みたいな魚より、もっと値打ちのあるものが沢山あるのにとの、ため息が、テレビを通じて聞こえて来ますよ。まぁ、最近は、信じられないことばかりが続きますね。

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